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レイコ@チョート校―アメリカ東部名門プレップスクールの16歳
まず感じたのが著者の観察眼の鋭さである。何でもないような日常の出来事の本質を実に克明に捉えている。そして頭の中で無意識に日米比較ができているようだ。だから日本の読者の視点に立って書かれてあるのだが、実際には彼女は違和感無く対岸で暮らしているのである。言葉だけでなく感覚的にある現象に対して、日米双方の気持ちで"思う”ことが出来る。私にこんな芸当ができれば、人生を2倍楽しむことができるだろう。著者は気づかぬうちにこういった高みに昇っており、上空から世の中を見渡しているかのようだ。完成された帰国子女のすがたをそこに見るのは私だけであろうか。英語だけでなく日本語もほぼ完璧だ。
「アメリカのスーパーエリート教育」(石角完爾、ジャパンタイムズ)を読んでから本書を読んでみました。実際にプレップスクール(寄宿生私立高校)で学んでいる体験談を読むことで、2冊のどこにどれ程のギャップがあるのか知りたかったからです。簡単な比較は出来ませんが、読後に物足りなさを感じます。もっと親の、学校側の、先生のプレップスクールについての考えを多面的に知りたくなりました。卒業後20年ほどたってから回想するほうが、レップスクールで学んだ意義や影響も分かる部分も出てくると思いました。その意味で時間というフィルターを通した後の著書を期待したいです。
よくテレビで見るアメリカンスクールのイメージとは
米国のプレップスクールで充実した生活を送る著者。
読み始めた直後は、彼女が帰国子女でありその後も通信教育で高度な英語を勉強していたこと、入学には経済的制約があることなどを知り、彼女の特別さに対してちょっと切なくなり、割り切って楽しんで読もう、と思いました。しかし読みきった後に感じたことは、高校生とは目的に向かってこんなにもがむしゃらに頑張る時期なんだ、と。また一部のエリートには高校時代に限られた科目の勉強だけが必要とされる日本と違うもっと広い教育、例えば自分で集めた資料を基におこなうレポートや討論、そして芸術、政治、経済などの広い知識、集団生活による協調性、などの勉強をかなりさせるような環境が必要なのでは?と感じました。漠然とした意見で失礼かと思いますが政治的に日本がうまくいかない理由のひとつなのでは? |
このページの情報は 2006年4月8日1時7分 時点のものです。 |





