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アメリカへ博士号をとりにいく―理系大学院留学奮戦記
著者の人間性が伝わる明るく爽やかな本だ。大学院留学に憧れていたので手にとったが、難を言えばもう少し日本とアメリカの教育の違いや著者の研究分野について専門的になってややわかりづらくても、つっこんで書いてほしかった。とはいえ留学までの経緯、現地での日常生活・研究の様子など十分に満足できる情報が含まれていた。
留学生活の手引書の延長といった感じ。留学するまでに必要な書類に関してやアメリカに到着してから必要なこと、アメリカの研究室と日本の研究室との違いなどの一般的な意見がかかれているが、どれもガイドブックなどに書かれている事とそう変わりがない気がした。個人的にはもっと授業の様子や、著者の一日の過ごし方、週末の様子などが書いてほしかった。高校生や大学,研究室というものについてについてあまり知識がない人にはいいかもしれないけど、多少の知識がある人には物足りないかもしれない。
理系の大学院生がアメリカの大学で博士号を取る過程をまとめた本。他の方々がコメントされているように、日常生活や大学生活を軽快なタッチで書いていて読みやすい。共感できる部分も多々あった。しかし、内容にもっとはっきりとしたフォーカスがあればよかったと思う。アメリカでの大学院生活を考えている読者向けなら、もっと大学院での生活ぶりを深く広く書くべきだし、時間の管理や経済面での現実などにも言及するとよりよい(筆者しか書けない)内容になったのでは。また、より広い層向けであれば、日常生活などの記述にもっと筆者なりの洞察を見たかった。あえて悪い言い方をすれば、体験と感想が単純に書かれているだけ、と言えなくもない。
学会誌の紹介文を見て、買いました。
表紙の海と空の爽快な写真が、本書の中身を象徴している。合州国の大学院は、メディカル、ビジネス、ローなどの職業系大学院と、日本語で言うところの文理の多くの分野が含まれる学術系大学院の二つに大別されるが、後者の方の化学の分野で正規大学院生として留学したのが著者で、留学準備の頃から見事博士号取得に至るまでの足掛け5年の体験をまとめたのが本書である。学術系の大学院生と言うと、随分と忙しく、また研究の成果を出さねばというプレッシャーに絶えず押しつぶされかねないようなイメージがあるが、著者は持ち前の人柄からなのか、軽快なタッチで自身の経験談を語っている。合州国の大学院に留学を考えている人にとっては貴重な情報が満載されていることはもちろんだが、単に元気を出したいという人にもオススメというくらいの内容をも兼ね備えている実に魅力的な一冊であると思う。 |
このページの情報は 2006年4月8日1時7分 時点のものです。 |





